週刊マンガ日本史を買った

以前、9月に創刊のニュースに合わせてこのブログでもエントリーした「週刊マンガ日本史」。

週刊マンガ日本史
週刊マンガ日本史

[以前のエントリー]
朝日新聞の週刊マンガ日本史

ホントに企画自体は面白そうで興味津々だったので、今日たまたま立ち寄った本屋さんで見かけて
創刊号を購入してきた。
定期購読をしようか?とも半ば本気で思っていたんだけど、まずは内容を実際に確認してからでも
遅くないかな、と思い直して、発売されたらとりあえず買ってみようと思っていたもの。

で、その感想。
正直なところを一言で言うと「うーん、微妙だなぁ…」という感じ(笑)。
創刊号は日本史のスタートということで「卑弥呼」がテーマになっているんだけど、卑弥呼って、あまりにも
解明されていない推測の内容が多すぎるんだよねぇ。このマンガ日本史自体が、テーマとなる歴史上の人物を
どのレベルまで掘り下げて紹介していくつもりなのか、正直なところ卑弥呼だけでは判断ができないなぁ。
次号以降、もう少し歴史上の記録がはっきりとしている人物をどう取り扱うのかを見てみたい感じ。

それと全体の構成なんだけど、これも卑弥呼だけになんとも判断できない部分もあるんだけど、もっともっと
マンガでの人物紹介にボリュームを持たせて、巻頭からドーンとメインで「お話」を読ませるような構成に
した方が子供にはとっつきやすいんじゃないかなぁ。
プレストーリーだとか、まんがの中に話の流れをそぐように頻繁に出てくるコラム欄は不要だと思う。
最初に読み物としてマンガだけをダーンと出して、解説ページやコラムなんかはそれで興味を持ったら、後の方で
じっくり読ませるようにしたほうが入り込み易いように思うんだけど。
これも引き込むようなストーリーを仕上げるには、卑弥呼はちょっと微妙な主人公なので難しかったのかなぁ…。

ま、あくまでも大人目線での感想。
うちの奥さんは「藤原カムイじゃん!」って、さすがオタク系の感想をのたまってらっしゃいましたが…(笑)。
このあと、子供たちが順番に読みたがってるようなので、感想なりを聞いてみよう。「次も読みたい?」って。

鉄人28号を見て来た

9月29日に公開された、神戸市長田区の「実物大鉄人28号」を見て来た。

実物大「鉄人28号」
実物大「鉄人28号」

場所はJR、地下鉄の「新長田駅」からすぐのところ。
まだ足場部分が整備中でご覧のとおり作業員の方々が頑張ってらっしゃいます。
東はお台場のガンダム、そして西は神戸の鉄人ということで話題になっていたので、
新長田へ寄ることがあったらちょこっと見に行こう…と前々から機を伺っていました(笑)。

漫画「鉄人28号」の原作者、横山光輝さんが神戸出身ということで、その功績を
末永く形として残すとともに神戸の街興しを!ということで組まれた「神戸鉄人プロジェクト」。
NPO団体にも認定されて、今回は巨大モニュメント製作とあいなったらしい。

やっぱりそばで見るとでかいね。元々ガンダムのように洗練されたデザインのロボットではない、
どちらかというと無骨なドラム缶系(笑)なので、「よくできてるなぁ」とか、「リアルだなぁ」
というのとはまたちょっと違った感じ。もちろん、よくできてるし、リアルなんだけどね(笑)。
たくさんの人が私同様写真撮ってました。

実物大「鉄人28号」うしろ姿
実物大「鉄人28号」うしろ姿

横山光輝さんの作品って、えっ、これもそうだったんだみたいな感じで改めてびっくりした。
「鉄人28号」はもちろん、「魔法使いサリー」「伊賀の影丸」「仮面の忍者赤影」「ジャイアントロボ」
「バビル2世」「コメットさん」などなど…。すごい人ですな。ホントに。

中でも個人的には「バビル2世」大好きです(笑)。
カラオケ行ったら結構な頻度で主題歌を歌ってますです。はい。
おかげでそれをいつも聴いている21世紀生まれのうちの末っ子は、漫画自体はろくに知らないのに、
この主題歌はソラで3番まで(フルコーラスですね)歌えちゃいます(笑)。
一時は一緒にお風呂に入ったら必ずと言っていいほどリクエストされてました。
このバビル2世の主題歌って、歌詞はともかく、ほんとに良い「曲」ですよね。

この「神戸鉄人プロジェクト」は、今後さらに神戸の新たな文化・観光資源「横山光輝記念館」を
オープンさせることを目標としているらしいので、こちらも完成が楽しみではあります。

メールはしばらく生き残る…と思う。

Twitterのリアルタイムは便利だが:それでもメールは生き残る

このコラムでも触れられているように、メールの非同期性と、ここで引き合いにされる
Twitterなど新興サービスのリアルタイム性とは、どちらかがどちらかを「追う」という
関係ではないように思うけど。
どちらもそれぞれの長所があるわけで、確かにインターネットを介した「コミュニケーションの場」
としては「電子メールが主役の座を追われる」のかも知れないけれど、廃れてしまって
使う人がいなくなる…という状況はちょっと考えにくい。

常時接続状態でのコミュニケーションって、確かに早いし便利なんだろうけど、
なんだか四六時中ごったごたのパーティー会場の中を歩き回っている感じがするなぁ。
常に気を張って周りの会話にも注意を払いつつ、視野に入った知り合いに挨拶しながら
色んなアンテナをビンビンに張りつめて飲んだり食べたり…と、忙しいことこの上ない感じ(笑)。
「さぁ、楽しむぞー!」と気合を入れて2時間だけ集中ってことなら良いんだけど、
これが常態化した状況はいやだなぁ。

やっぱりゆっくりと自分のペースを乱されることなく、好きなときに書いたり読んだり、
できるメールと、Twitterなどとは、用途が全く違うコミュニケーション手段だと思うので、
メールはきっと生き残るんだろうと思う。

今でさえ10年前と比べるとどこにいても携帯で追い回されたり、気が付くと大量の未読メールが
貯まっていたりと、随分とせっかちな世の中になったと思うのに、これ以上もういいでしょ(笑)。