4月16日(土)サンケイホールブリーゼで行われた峰大介さんの恒例のリサイタル。
サンケイホールブリーゼに場所と季節を移されて、もう3年にもなるんだ…。

今年も「なにわ芸術祭」参加作品として開催されたリサイタルは、
峰大介さんの十八番のひとつ「大根役者」で幕開け。
休憩を挟む2部構成だったんだけど、1部でとても印象に残ったのが終盤の2曲。
体調を崩されて2年ほど中断されていたこの恒例のリサイタルを、
一昨年再開された時に峰大介さん作詞作曲のオリジナル曲として発表されて、
昨年のリサイタルではオープニングを飾った曲、「桜 SA・KU・RA」が、
イントロからのアレンジを大きく変えて、スケールの大きな曲に生まれ変わっていた。
春の声に深い眠りから覚め、さあ行こう歩いて行こうこの道を…という
ご自身の復活を深く印象付ける意味合いの歌詞で、元々メッセージ色の強い、
力のある佳曲なんだけど、今回はそれに凄みすら加わったようでさらに印象深かった。
そのまま峰大介さんの訳詞による『荘厳』な「愛の讃歌」で一部が終了。素晴らしい。
2部はスタートから峰大介さん作詞作曲の作品が3曲並ぶ。そしてその3曲目が
今年のリサイタル用に用意された新曲「セカンド・ステージ」。
珍しいブギー調のアップテンポな曲は、峰大介さんご自身も含めた同年代の方々への
エールソングですよね。きっと。
2部終盤「おさん」のときにちょっとしたアクシデントはあったんだけど、
「ソレアード」「今、喝采の中で」と続く磐石のエンディングでプログラム終了。
最後はアンコールの「オー・シャンゼリゼ」でいつものようにステージから
降りられて会場内へ。
今年は握手を求める方が例年より多かったのか、♪オー・シャンゼリゼ~の
サビのリフレインがずいぶんと長かったように感じた(笑)。
いつもならこれで終演、となるんだけど、未曽有の大災害「3.11」へ向けて
阪神淡路大震災の時に作詞作曲された「ボンジュール お元気ですか」を
ピアノの引き語りで「心を込めて歌います」のMCとともに披露された。
「たとえ大地が叫んでも 何も怖くない」
「力を合わあせて 心を合わせて」
と、阪神淡路大震災後の復興エールソングがそのまま今回の大災害に重なる。
以前はリフの部分を「ラララ~ラ」とボーカリーズで歌われていたように
思ってたんだけど(私の記憶違いならスミマセン!)今回はピアノだけが
合間合間でリフレインを繰り返していた。
そのキレイなピアノのリフレインが力強い歌詞と対になって、
いつまでもいつまでも心に残ってとても印象深いエンディングだったなぁ…。
今回も素晴らしいリサイタル、ありがとうございました。
そして会場内で販売されていたのがこのライブベストアルバム。

売上の一部を被災地へ寄付されるとのこと…。しっかり購入いたしました。
「桜 SA・KU・RA」でスタートするこのアルバムは昨年、一昨年の
サンケイホールブリーゼでのリサイタルからの生音源ダイジェストベスト。



■峰大介さん関連のエントリー
昨年のリサイタル後のエントリー「峰大介さんのリサイタル」
一昨年のリサイタル後のエントリー「シャンソン」