ポイントサービスでネットとTVがコラボ

福岡放送ら4社、テレビ番組と連動したポイント獲得サービスを試験的に開始

こういう取り組みは面白いと思う。今回は期間限定とのことだけど、
TVが一方通行のメディアから、うまくネットの双方向性を絡めて
尚且つマスメディアとしての影響力を活かしつつのキャンペーンというところでしょうか。

これまでにも番組内で視聴者へ向けて携帯でのアンケート参加ができるような
使われ方はされて来ていたけど、今回の一番のポイントは会員登録を
させて参加ユーザーへポイントとして還元するという仕組み。
TV番組って、視聴率という大きなくくりで判断するところが多くて、
こういった個々人をしっかりと囲い込むような「顧客囲い込み」は
あまり重きを置いていない、というか苦手だったように思われる。
今回はポイント付与が顧客囲い込みの大きなフックになる。

ネット上ではハナから双方向が前提なので、この囲い込みは得意中の得意の分野。
ただ、メディアとしてはTVほどのパワーがないので結構地味めな囲い込みの
プロモーションでコツコツと、という感じが主流だったんだけど、
そこをTVという強力なメディアとタッグを組むことで、ネット側も
大きな魅力があるコラボだと思う。

ネットマイルさんはネット上ポイントサービスの老舗中の老舗なので
今回の試みはとても興味深いなぁ。うまく行ったらそれこそヨコ展開して
全国で同様の取り組みが可能になる。
これまではネットを使う層だけが対象だった会員組織が一気に
TVのユーザー層まで拡大することになるので、これはすごいことだ。

TV局側もこれをうまく活用して、何だか大雑把な「視聴率」ではなく、
TVからのアクションにリアクションを返してくれる「有効視聴会員数」
みたいな指標でまとめ上げて広告スポンサーへ新企画の広告なんかを
提案できたらきっと面白いと思うんだけどなぁ。

今回のテストケースの結果を楽しみにしていますです。はい。

ヒートアップするブラウザの覇権争い

9月のブラウザ市場、「IE」競合4製品がシェア増加

相変わらずIEは苦戦を続けていて、他のブラウザがじわりじわりとシェアを
拡大している。IEも8.0をリリースして巻き返しを図っているようで、8.0自体は
シェアが伸びているとのことだけど、未だ主力は6.0でじりじりと後退中。

まぁ、元来Windows系のPCはOSと一緒にIEの6.0なり7.0がバンドルされている
わけだから、積極的に「ブラウザ環境を何とかしたい!」と思うユーザーが
IE6.0、7.0からどのブラウザに乗り換えるか、という観点でこの覇権争いを
見るべきなんだろうと思う。
だって、「IEのシェアは依然65%」って言ったってそれはそれ、会社等のPCで
勝手にブラウザを変えることができずにイヤだけど使い続けているとか、
またはさほどWEBブラウジングをする機会がないユーザーで、乗り換えるのが
面倒だからそのままバンドルされてるブラウザを使っている・・・なんてケースを
考えるとIEのシェア65%はそのままブラウザの支持65%とはならない理屈。

そういう観点から見ると、やっぱりFirefoxの伸びはすごいなぁと思う。

以前から注目しているブラウザ争いだけど、しばらくはこの状態でFirefoxを
はじめとする勢力がIEのシェア(というか支持)をじわじわ侵食していく
という構図が続きそうな感じですなぁ。

ワイヤレス電源が現実に

ソニー、電源のワイヤレス化に成功–50cm離れた機器へ60Wの電力を供給

実用化は未定とのことだけど、ついに家庭から電源コードが消える日が
来るんだろうか。
テレビ周りだとか、パソコン周りとか、とにかくこれだけ電源を必要とする
機器が増えるとタコ足配線のぐっちゃぐちゃ状態になること必至の現状で、
コンセントとコードがなくなるとなると、これはなんと画期的なことか!!

無線LANであのまどろっこしいLANケーブルが要らなくなったとき、
そして周辺機器がどんどんワイヤレス化していって、マウスなんかも
コードがなくなったとき、それぞれに「いやー、すごいなぁ。すっきりした」
って思ったものだけど、電源がワイヤレスになったら、それはきっと
とても感動もののすっきり感を味わえそうな気がする(笑)。

今でもあの電源取り回しのぐちゃぐちゃコードが許せないのでコードが
見えないように上手に手間かけて取り回してるきっちりとされた方々も
いらっしゃいますが、適度にルーズな我が家は結構テレビの裏側とか
すごいことになってます(笑)。
これが電源コードがなくなれば、機器同士の接続もファイバーケーブル1本
などにどんどん簡素化しているので、相当美しい状態になりそうだ。

実用化されるのがほんとに楽しみなニュースリリースですなぁ。