ネット普及率とブロードバンド

びっくりしたー。

「国内ネット普及率75.3%、光回線世帯は4割に–総務省調べ」より

ネット普及率が伸びているのは事実だけど、

≪引用≫人口普及率は対前年比23ポイント増の75.3%
世帯におけるブロードバンド回線の割合は73.4%(対前年比58ポイント増)

って、ありえねー!と思ってたら、なんだ前年比のポイント数、
小数点が抜けている(笑)。
それぞれ、人口普及率が2.3ポイント増とブロードバンドが5.8ポイント。
そうだろうと思ったよ。

ネット普及率自体は数年後にはあまり意味のない数字になるんだろう。
TVの人口普及率とか世帯普及率って、いまどき気にする人があまり
いないのと同じように。

世帯でのブロードバンド回線の普及率がもう少し伸びても良さそう。
一人暮らしなんかでデータ通信カードの利用者なんかは
どっちにカウントされるんだろう…?

ブロードバンドも下り回線の利用だけを考えると非対称のADSLで
速度的には十分なんだろうけど、上りのアップロードを伴う場合は
やはり光が圧倒的に有利。
一般家庭で上りを気にする使い方をされるケースはまだまだ
そんなに多くないのかも知れないけど、今後新しく提供される
コンテンツ・サービス次第では上りの品質も大きく影響するかも。

うちはデザイン屋さんのお仕事もあるので、入稿データの
アップロードなど上り利用も結構多い。
出先の事務所などがADSLの場合、自宅での作業との差が
歴然と出る。やはり光回線は快適そのもの。

光回線が更に普及すると、そのインフラ環境が前提の
新しいサービスが出てくるんだろうなぁ。
デジタルディバイドはいつまでもつきまとう課題になりそう。

グラムメディアの成長

「電通、ADK、集英社、みずほキャピタルがグラムメディアに資本参加」より

グラムメディアジャパン、山村社長動いてます。
元々外資系WEBサービスの日本法人を経営されていたので
このあたりはお手の物なのでしょうか。

すごい勢いで成長しているように感じるけど、
やっぱりそうなんだろう。
当初、グラムメディアのコンセプトを聞いたときには
??と感じたものだけど、そうか、こういうことだったのか、という感じ。

着実に押さえるところは押さえて、ネットワークを拡大させる
この辺の手腕はさすがです。

ますます加熱するブラウザ市場

「ブラウザ戦争の主戦場はJavaScript–ウェブアプリケーションに注目する各社」より

これまでにも何度かエントリーで触れているWEBブラウザ。
マイクロソフトが満を持して「IE8」を投入してきた。
上記の記事ではJavaScriptに関しての各社のしのぎあいについて
詳しくレポートされているけど、体感で動作が重い軽いと感じる部分と
対応しているしていないの違いでJavaScriptのウエイトは高いと思う。

今回の「IE8」はこのへんに相当の自信を持ってマイクロソフトも
リリースをしているようだけど、実際どの程度体感で違いを感じられるか…。
今現状ではやっぱりGoogleのChromeに一日の長があるように感じるが、
この後まもなくFireFox3.5のリリースも予定されているみたいで、
まだまだ各陣営ともにデットヒートは続きそうな予感。

ユーザーの立場からすると良くなる分にはどんどん競ってください、
という心境だけど、どうにもマイクロソフトは最終的に自分のところで
全てを取り込んでしまおう…という意図が見え隠れしてしまうのは
これまでの同社の企業イメージからの邪推だろうか(笑)。

古くはhtmlに始まり、最近まではCSSの解釈などが、どうも業界標準を
考慮しないというか、WindowsがインストールされたPCを使うんなら
こっちを標準と考えよ、的な強気な開発が続いていただけに、
今回はかなり業界標準に近づいたといわれているけども、いまだに
信用が置けないなぁ(笑)。
とりあえず仕事柄どちらのブラウザも使わざるを得ないので、
じっくりと比較してみよう。