子供とケータイ

CNET Japan に興味深いコラムが掲載されている。

子供とケータイについて考える~授業にケータイを活用した取組み~

確かにケータイの小中学生への普及度合いとその規制に関しては、
これまでにも様々なところで様々な取り上げ方をされている。
我が家にも3人の小中学生がいるわけなんだけど、やっぱり持たせていると
安心だし何かと便利なことは間違いのない事実。
だから、このコラムにあるような「石川県の「いしかわ子ども総合条例」改正案」は
正直努力規定というところで、どこまで施行意味がある条例なのかなぁと疑問に思う。
このような条例を施行したい「気持ち」は子を持つ親としてよくわかるんだけど・・・。

「小中学生のケータイシステム」みたいなインフラを国が予算をかけて作ることって
難しいのかなぁ。
例えば学校単位とかで独自サーバを立てて、携帯端末自体は無償で児童・生徒へ
貸与するようなこと。
で、携帯端末がアクセスできる先はWEBもメールも学校のサーバのみ。
親御さんが連絡を取りたいときには、事前に学校のサーバへ親御さんの携帯端末なり
PCのメアドや自宅の電話番号なりを登録するようにしておいて、登録先からの連絡は
学校サーバが子供たちの携帯端末へ取り次ぐようにすれば、ひとまずは緊急連絡や
所在確認のための安全ツールとして子供たちにケータイを持たせることができて、
しかもアクセス先は学校のサーバへ限定してしまうから有害情報などからも切断できるし
ログは全部学校単位で管理できるのでネットいじめ防止にも役立つかも。

ケータイ端末に関しては、学校規定のものとなると実際に持つ子供たちも面白みがないので、
現在のキャリア各社製品でも良いけど、15歳以下への販売の際にはロック機能のある
チップを装着して販売するとかで学校サーバのみへのアクセス制限が必ず出来る仕組みを
持たせて販売することをキャリア各社に徹底させるとか。

なんて、思いつきだけで好きなことを言っているけど、全国の学校単位でこれを立ち上げると
結構な費用になるよねぇ…(笑)。サーバ管理も大変だし。

それにケータイはこれでよくても、今や子供たちが大好きなポータブルゲーム機が
どんどんネット対応になっているから根本的な部分で何がしかの対策を考えないと
ケータイだけで対策を立てても結局は一緒のことなのかも知れないしねぇ。

ふーむ、なかなか難しい問題ではあります。
が、実際子供たちのネットの使い方(ウチの場合はケータイもですが、PCやゲームも含めて)を
見ていると確かにあぶなっかしくみえるときがあるのも事実です。はい。

最終的には、しっかりとしたモラル教育を施してあげることと、リテラシィー向上を
図ってあげることで自分で自分を守ることができるようにしてあげるしかないんでしょうが、
これもそれを行う大人のモラルとリテラシィに大きな格差がある現状では
一筋縄ではいかないんでしょうなぁ。やれやれ。

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