もうあれから1年経ったんですか?って感じですね。
しかし改めて見てみるとこのブログ、
ここのところ、峰大介さん関連か、新しいガジェットのレビューエントリーばかりですな(笑)。
ツイッターではき散らかしてるから、なかなかまとまった文章でエントリーしなくなっちゃった。
もとい!今年も恒例の峰大介さんのリサイタルへおじゃましてまいりました。
4月28日、GW連休初日となる土曜日の午後5時開演。
デビュー40周年の節目になる今回のリサイタルはとても印象深いものでした。
例年通りの休憩を挟んだ2部構成だったんだけど、1部はこれまでのシャンソン人生の歩みを
振り返るような曲構成にされていて、1曲1曲、シャンソンを歌い始められた頃からの
思い出や出会いなどを、MCで紹介されながらの進行。
これまでにも、リサイタルやディナーショー、その他様々な機会で聴いていた峰大介さんお馴染みの
ナンバーの数々に、そんな背景やきっかけ、思いがあったんだ…って、
それぞれの楽曲への印象が新たになって、何だか尚一層心に深く染み入るような感じ。
どちらも今は亡き…だけど、石井好子さんの紹介でシャンソンを師事された宇井あきらさんの
思い出話も、峰大介さんはステージ上で決して言葉数多く語る方ではないんだけど、
その言葉とニュアンスだからこそ十分に古き良き時代の雰囲気が伝わって来て、とても良かった。
ところで、あの菅原洋一さんのレコ大受賞曲「今日でお別れ」が宇井あきらさんの作曲だったんですね。
たぶんテレビのテロップなんかで作曲者名を何度も目にしてたと思うんだけど、
その宇井あきらさんと、この峰大介さんが師事された宇井あきらさんが今回はじめて私の中で
一致しましたです(笑)。今更ながらお恥ずかしいお話ですなー。
1部の最後は「ソレアード」。シンプルでくっきり鮮やかなメロディーラインのすき間を埋める、
チェロの艶やかな音色のオブリガードがとても印象に残りました。
2部の構成は、なんと峰大介さんのオリジナル曲(もしくは訳詞)のオンパレード!
これぞまさにソロリサイタルですよね。
毎年リサイタルのときに新曲を発表されるんだけど、今年の曲は「ふりかえれば」。
40周年を記念するリサイタルのサブタイトルにもなってます。
言葉数の少ない歌詞が、逆に万感の思いを訴えてくる峰大介さんらしい佳曲。とても丁寧に歌ってらした。
会場入口でもらったプログラムを開いて2部のセットリストを見たとき、「愛のなげき」だけが
不覚にも「あれ?どんな曲だっけ?」とタイトルだけでは思い出せなかったんです…。
ところが、アズナブールがモチーフの「セ・フィニ フィニ セ・フィニ フィニ~」という
サビのリフレインで始まるイントロが聞こえた瞬間「あ!この曲か」って。印象に残る曲ですよね。
バックのミュージシャンの皆さんも、もうお馴染みの方々だったんだけど、やっぱり40周年記念の
リサイタルだからかな?それとも聴いてるこちらがそう思って聴いてたからかな(笑)いつもより
入れ込んでいらっしゃったように感じたなぁ。
「愛の讃歌」のラストの大サビの盛り上げなんか、聴いてて思わずほーってため息が出ましたです。
サンケイホールブリーゼに場所を移されてから、リサイタルでは毎回歌われているオリジナル曲の
「桜 SA・KU・RA」が今回また趣を変えて登場。
チェロの美しい音色の「さくらさくら」をバックにした語りから始まって、この曲のまた違った顔を
見た感じでした。
トリは「今、喝采の中で」。初心忘るべからずで歌い続けています、とのMC通りこれまでも
リサイタルでは必ずと言っていいほど歌われてきたお馴染みの曲。今年はこの曲で客席内を
ぐるりとご挨拶に回られて「あぁ、節目のリサイタルに相応しい」と思ったものでした。
アンコールでは、昨年に続いてご自身のピアノ弾語りで「ボンジュール お元気ですか」を
歌われたのがやっぱりとても印象に残りましたねぇ。ピアノを弾きながら歌われる姿を見て
「峰大介さんはやっぱり芸術家なんだ…」って一人で納得してました。
2部冒頭の「おさん」でちょっと心配になったけど、全体を通して素晴らしいリサイタルでした。
ロビーでは、今回もライブのベストアルバムを発表されてたのでもちろん購入いたしました。
昨年発表の前作に続くサンケイホールブリーゼでのリサイタルからのライブベストⅡ。

今年も「なにわ芸術祭」参加の素敵な「芸術作品」を堪能させていただきました。
40周年、誠におめでとうございます。50、60はなたれ小僧ですから(笑)この先も
まだまだ歌い続けてください。そして、いつも本当にありがとうございます。
【峰大介さん関連の過去エントリー】
One thought to “峰大介さんのシャンソンデビュー40周年記念リサイタル~ふりかえれば~”