「Raindrop」って、なんだか楽しみ

今やIEを追い落とす勢いのブラウザソフト「Firefox」やメールソフト「Thunderbird」などを
開発している「Mozilla」がメールもtwitterも何もかも、インターネット上のコミュニケーションを
ひとつのインターフェースで追いかけることができるようになるソフトの開発に取り組んでいる、
というリリースを見つけた。

モジラ、各種メッセージを一元的に受信する「Raindrop」を開発へ

これ、すごく楽しみですね。
確かに今でもあっちこっちと追いかけておきたいTLが散らばっている感が強くて、ネットに
つながっているとなんだか若干の疲労感を感じるようなときがある。
奇しくも2007年に「Mozilla」のお偉いさんがインタビューで話していた内容が載っているんだけど

David Ascher氏
人々は、ますます多くのコミュニケーションのチャンネルに登録するようになる。もし6つの異なる受信箱をチェックし、さまざまなシステムを行き来して検索しなければならないなら、何が起きているかを常に把握しておくことは困難になる

2年も経たずに、シリコンバレーなんかで暮らす電脳サイバー人間達(笑)の集団だけでなく、
日本という国で暮らすいわゆるフツーの私のような人間の世界にもそんな空気が漂ってきている。

前に非同期であるメールと、昨今人気のリアルタイムコミュニケーションツールである
Twitterなどの比較、というか今後のインターネットのコミュニケーションの主役はどうなる?
というニュースに関するエントリーをしたんだけど、

[以前のエントリー]
メールはしばらく生き残る…と思う。

今回のニュースのように全部をひとつのインターフェースで追っかけることができて、
しかもその中から重要なメッセージやパーソナルなメッセージを「賢く」見分ける
能力を備えたソフトなんかが登場したら、「メールは生き残る」だとか、
「今後のコミュニケーションの主役はリアルタイム性のソーシャルメディアだ」
みたいな分け方自体があまり意味がなくなって、それはさぞかし便利になりそう。
この「賢く見分ける」機能がどこまで実用レベルで実装されるのかが大きなカギですな。

しかし、世の中ってうまくできているというか、あったら良いな、と思う前に
こんな風に便利な仕組みを作り出してくださるおエライ方々がいらっしゃる。
我々凡人は便利さに慣れてしまって、どんどん「アホ」になって行きそうだなぁ(笑)。