「“ネットとテレビ”融合させた新サービス「テレビ版Yahoo! JAPAN」–開発者に聞く」 より
何度かエントリーしているネットとTVの境界線のお話。
アナログ→地デジへの移行となる2011年には
もっともっとネット対応TVの普及台数が増えていると
思うので、この手の融合型サービスがどんどんと
出てくるんだろう。
≪引用≫
テレビが受身的なデバイスというのは、少なくとも後5年、
10年は続くと思っています。その中でネットサービスは
ネットを感じさせないようにしなくてはいけないなと。
ネットをテレビで使うのではなく、テレビを見ている時に
たまたまネットを使っているというシーンを早く作っていきたいです。
↑まさしくこうなるんじゃないかと予想している。
そうなるとこれまでネットが最も弱いとされていた
高齢男性層にもネットコンテンツが自然にアプローチできる、
そんな環境が整う。
今の65歳以上の男性層って、一昔前とは違って
か・な・り元気(笑)。そんでもって退職後一番自由になる時間を
持っていて、お金もそこそこに持っている層だから、
ここへダイレクトアプローチできるのは、モノによっては
相当大きいんじゃないだろうか。
しかし、受動型の代表「ながらメディア」のTV番組を見ていて、
気になった部分からひょいと能動型メディアのネットコンテンツへ
アクセスして…という使い方をごくごく自然にみんながしだすと、
かつてはお茶の間の家族団欒用装置だった「テレビ」が
すっかりパーソナル装置になって、ひとり1台が当たり前に
なるんだろうなぁ。
今でもパーソナルテレビや、それこそパソコンの普及で
「家族みんなバラバラ」状態になっているんだろうけど、
これまでのように都市部に多く見られる…とかの傾向なく
日本全国「家族みんなバラバラ」がデフォルトになりそう。
何だか、家族全員が自宅にいるのに、それぞれの
「テレビ」を見ている図ってさびしいような奇妙なような。
こうなると、何度もエントリーしているように「テレビ」を
通してユーザーに届けられる広告コンテンツは大きく
変化することになる。「家族みんなバラバラ」という状態は
広告主側からすると非常にターゲットが絞りやすい。
尚且つネットコンテンツとの連動となれば、
検索連動やコンテンツ連動によるユーザー個々への
セグメント広告という形で非常に効率よく展開できる。
従来不動のマスメディアとして隆盛を誇った「テレビ」の
牙城がゴロゴロと音を立てて崩れていくのが聴こえるようだ。
テレビ局関係の方々はホントにふんどしを締めなおさないと
かなりヤバイんじゃないかと思うのは…私だけ!?(笑)
One thought to “やっぱりこうなるネットとTV”