ついに来た!火狐の時代

Firefox 3.5、ブラウザ市場でシェア1位に

とうとうやりましたか!
いや、そう遠くないうちにFirefoxのシェアがIEを抜くだろうとは思ってたけど
予想よりも随分と早かったような気がする。
Firefoxがトップシェアのブラウザになった背景には、ライバルのIEがこれまでより
随分ましになったIE8.0をリリースしたことも大きいんだろうなぁ。
IEユーザーがIE8、IE7、そして未だに結構なユーザー数がいるIE6と分かれたがために
その間隙をぬって、概ね評判が良いFirefox 3.5が順調にシェアを伸ばして、
IE8とその他のブラウザにどんどんシェアを奪われてポイントを落としていった
IE7をいつのまにか抜いていた、というところだね。

まぁ、まだまだ IE vs Firefox という図式で見ると追いついていないんだけど
俄然ブラウザのシェア争い→開発競争熱に拍車がかかって、ユーザーにとっては
とても望ましい状態が継続される、というワケですな。うむ。以下これまでの関連エントリーです。

[過去の関連エントリー]
快進撃を続けるFirefox

ヒートアップするブラウザの覇権争い

ますます加熱するブラウザ市場

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快進撃を続けるFirefox

モジラ:「Firefoxブラウザ利用者が8週間で増加」–月間3000万人のユーザーを獲得

まぁ、今回のリリースはモジラ側からの発表なので少し割り引いて見たとしても
それでもやっぱり勢いは止まらない感じですなぁ。

やはりオープンソースというのが最大の強みで、最近だとネット上の話題を独占している感のある
Twitterにしても、Firefoxの場合には様々に対応したアドオンが次から次へとリリースされてくる。
これだけ柔軟で自分好みなブラウザへのカスタマイズが容易なら、やっぱり一度使い出すと
他のブラウザはなかなか使う気にはなりませんよねぇ。正直なところ。

欧州の17カ国において、Firefoxは最も利用されるブラウザになった、とNitot氏は述べた。そして、Firefoxは特に東欧で人気が高い。ポーランドのウェブ分析企業であるGemius Ramkingは、同地域のブラウザランキングチャートにおいて、一貫してFirefoxを首位と評価している。例えば、Firefoxのポーランドにおける市場シェアは48%を超えている。
Firefoxは西欧でも人気が高く、特にプライバシーが重視されるドイツにはユーザーが多い、とNitot氏は付け加えた。

日本やアジア圏でも、ブラウザのヘビーユーザー層だけを見ると、きっと相当なシェアじゃないのかな。
これまでにも何度か同じようなエントリーをしているけど、今後もしばらくはFirefoxが快進撃を続けるでしょう。
きっと。

[過去のエントリー]

ヒートアップするブラウザの覇権争い

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ヒートアップするブラウザの覇権争い

9月のブラウザ市場、「IE」競合4製品がシェア増加

相変わらずIEは苦戦を続けていて、他のブラウザがじわりじわりとシェアを
拡大している。IEも8.0をリリースして巻き返しを図っているようで、8.0自体は
シェアが伸びているとのことだけど、未だ主力は6.0でじりじりと後退中。

まぁ、元来Windows系のPCはOSと一緒にIEの6.0なり7.0がバンドルされている
わけだから、積極的に「ブラウザ環境を何とかしたい!」と思うユーザーが
IE6.0、7.0からどのブラウザに乗り換えるか、という観点でこの覇権争いを
見るべきなんだろうと思う。
だって、「IEのシェアは依然65%」って言ったってそれはそれ、会社等のPCで
勝手にブラウザを変えることができずにイヤだけど使い続けているとか、
またはさほどWEBブラウジングをする機会がないユーザーで、乗り換えるのが
面倒だからそのままバンドルされてるブラウザを使っている・・・なんてケースを
考えるとIEのシェア65%はそのままブラウザの支持65%とはならない理屈。

そういう観点から見ると、やっぱりFirefoxの伸びはすごいなぁと思う。

以前から注目しているブラウザ争いだけど、しばらくはこの状態でFirefoxを
はじめとする勢力がIEのシェア(というか支持)をじわじわ侵食していく
という構図が続きそうな感じですなぁ。