確かに当初は絶対的な違い、すみわけができていたように思うけど、最近はそれぞれが歩み寄っている感が強い。
ネットブックはより高機能を付加してノートPCユーザーを取り込もうとしているようだし、ノートPC側もよりモバイル
用途を 強調して軽量化している。
上記レポート内ではデルの2機種を比較しているけど、笑えてくるくらい差がない。
これまでにもネットブックの話題は何度かエントリーしているけど、最初の頃はやっぱり自分の使用スタイル
からいくと ノートPCであってネットブックは力不足…という内容のエントリーから、この程度まで使えるなら
選択肢としてネットブックもありかな?という内容に変わってきているのを見てもその変化がわかるというもの。
最終的には使う側が自分の使用スタイルにベストマッチする機種を選択すればよし、ということ。
その結果がネットブックと呼ばれるデバイスなのか、ノートPCにカテゴライズされるものなのかはあんまり
関係ないよね、 ということですな。
ユーザー側からするとこのように用途に合わせて様々なスタイルの提案がある、ということはとても良いことだと
思います。 ただ、あまり詳しくない人にするとエントリー機種としてどれを選べば良いのかますます悩むことに
なるんだろうね(笑)。
パソコンって使う人次第でいろんなことができちゃうので、普通の家電とは全く違うから選ぶのが大変。
よく「パソコンが欲しいけどどれが良い?」って相談をされるんだけど、「パソコンで何がしたいの?」って
聞き返すと「・・・。」って言う人が本当に多い。必要なんだけど、何ができて、自分が何がしたいのかわからん、
というところなんでしょうか。そんな方にはこのようにエントリーのハードル(価格)が下がってくれるのは
「容易に手が届くようになる」反面、本来エントリー機種としては不向きなスペックなだけに
「パソコンってこんなものなの?」という失望感というか勘違いというか、そういったこともあるだろうから
なかなか難しいなぁ。
ネットブックやモバイル用途のノートPCはやっぱりセカンド、サード用途でないと、メインとして
購入するものではないと思うので、エントリー機種としては個人的にはおすすめすることはありません。
場所がある場合はデスクトップが一番だと思うので。
しかしネットブックもそうだけど、いまやケイタイも「ブラックベリー」だの「iPhone」だの「アンドロイド」だの
「インターネットはPCで使うもの」という枠をどんどん破壊(笑)してくれるデバイスが次々と登場して
くれるからこの業界は面白い。あと何年かしたらホントにこのレポートコラムのように「ネットブック」という
言葉をあまり目にしなくなっているのかも知れないなぁ・・・。